ルネサス エレクトロニクスは、同社のマイコンおよびマイクロプロセッサの全ラインアップに対応する、Microsoft Visual Studio Code向けの拡張機能の提供を開始した。同社独自の統合開発環境「e2 studio」を補完する。
ルネサス エレクトロニクスは2023年8月1日、同社のマイコン(MCU)およびマイクロプロセッサ(MPU)の全ラインアップに対応するMicrosoft Visual Studio Code(VS Code)向けの拡張機能の提供を開始したと発表した。MicrosoftのVS CodeのWebサイト、ルネサスのWebサイトからダウンロードして使用できる。
VS Codeは、さまざまなプラットフォームやオペレーティングシステム向けのプログラミングを高速かつ容易に作成できる。同社には独自の統合開発環境「e2 studio」があり、VS Codeはこれを補完する。
VS Codeに対応した拡張機能の提供により、より多くのユーザーが同社のデバイスを使用して効率的に組み込みシステムを開発できる。
VS Codeに対応するデバイスは、車載やIoT(モノのインターネット)、産業オートメーション、家電、ヘルスケアなどのアプリケーション向け全ラインアップとなる。具体的には、8/16ビットの「RL78」、32ビットの「RA」「RX」「RH850」、64ビットの「RZ MPU」、車載向けSoCの「R-Car」などで、VS Codeを用いた組み込みソフトウェアの開発およびデバッグが可能になった。
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