ルネサス エレクトロニクスは、クラウド上で開発したソフトウェアをハードウェアに展開するIoTプラットフォーム「クイックコネクトスタジオ」の提供を開始した。プロトタイプを迅速に設計および検証し、開発期間を短縮できる。
ルネサス エレクトロニクスは2023年3月1日、クラウド上で開発したソフトウェアをハードウェアに展開するIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「クイックコネクトスタジオ」の提供を開始した。プロトタイプを迅速に設計および検証し、開発期間を短縮できる。
クイックコネクトスタジオは、ドラッグ&ドロップで、クラウド上のマイコンボードにセンサーや通信ボードなどの機能ブロックを構築できる。自動的にソフトウェアを生成してコンパイルするため、コード記述なしで実際のハードウェアに展開し、テストが可能だ。事前の学習や投資はほとんど必要なく、クラウドの高い計算能力で高速なコンパイルができる。GUIで直感的に動かせるため、操作の習熟にも時間を要さない。
同プラットフォームで自動生成したシステムプロジェクトは、同社の統合開発環境「e2studio」にインポートが可能。これによりユーザーは、同社のツールチェーン全体を活用できる。
第1弾として、32ビットマイコン「RA」と各種センサー、コネクティビティ機能から提供を開始し、順次対応デバイスを増やす予定だ。
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