まとまった休みはじっくり何かを読むチャンスです。
8月8日は立秋です。辞書を引くと「暦の上で秋が始まる」「立秋以降の暑さは残暑という」とあり、約15日後の処暑は暑さが落ち着く時期とされていますが、日々の体感とは大きく離れていますね。気象庁の過去の気象データを検索すると暑さは8月下旬から和らぎ始めるように見える一方で、私自身は汗っかきなので毎年秋が深まるまでは暑がっていたような気もします。
暦で秋が始まるとはいえ猛烈な暑さが続きますし、多くの大人はこれからお盆休み、子どもたちはまだまだ夏休みが続きますね。お盆休みが台風と重なって、お出かけが難しい場合もあるかもしれません。先日、別の編集後記でも夏休みのオススメに触れられていますが、私からも休暇のお供にしていただきたいブックレットを紹介します(さすがに子どもたちが自分で読むのは難しいかもしれませんが……)。
ちなみに、ブックレットとは過去に公開された記事をPDF形式で1つにまとめたものです。最初にメールマガジンの購読など登録が必要ですが、読み物としてじっくり目を通すのにピッタリです。
まずはリチウムイオン電池についてです。日常にリチウムイオン電池を使う製品があふれており、自動車でも大変注目される部品です。日常では特別意識することなく充電して電気を取り出すだけになってしまいますが、そもそもどのような材料が使われているのか、リチウムイオン電池の性能の良さとは何なのか、改めて整理できるブックレットです。また、自動車とバッテリーのかかわりを振り返るブックレットもオススメです。
暑い日も寒い日も欠かせないのがカーエアコンです。熱中症の危険が高い日が続いているので、間接的かもしれませんが人命や健康に関わる部品とみることもできます。さて、そのカーエアコンはどのようにして車内を冷やしたり暖めたりしているのかご存じでしょうか。スターターモーターやオルタネーターといった、クルマに不可欠な部品の仕組みを解説したブックレットもぜひお読みください。
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さて、この夏に転職の準備を進めて、自動車業界の会社の面接を受ける予定の方もいらっしゃるかもしれません。そこで、自動車に関する業界用語を予習してみるのはいかがでしょうか? ブックレットでは生産の現場やモノづくりに関する用語を中心に紹介しています。
「技術系じゃないから」「工場勤務じゃないから」と思われるかもしれませんが、自動車メーカーにとってもサプライヤーにとっても、クルマが生産されて販売されることが全ての基本ですし、自動車が開発、設計されて市場に出るまでたくさんの人が関与します。全体像の中で自分がどこにいるのか、自分が全体像にどうかかわるのか、という目線で見てみるのは意外と面白いのではないかと思います。
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暑さに負けず、良い休暇をお過ごしください!
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