ソラコムのIoTデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」が、SIMの次世代技術「iSIM」に正式対応する。iSIM対応モジュールのQuectel「BG773」と村田製作所「Type 1SC」を2023年中に同社ストア内にて提供する。
»2023年07月13日 14時00分 公開
[MONOist]
ソラコムは2023年7月6日、IoT(モノのインターネット)向けデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」がSIMの次世代技術「iSIM(Integrated SIM)」に正式に対応し、iSIM対応モジュールを2023年中に提供開始すると発表した。
iSIMは、従来のセルラー通信で独立していた通信モジュールとSIMやeSIMの機能を、ワンチップのSoC(System on Chip)に集約する技術規格だ。物理的なSIMやeSIMが不要になるため、モジュールの小型軽量化、省電力化、処理能力向上、コスト削減、商流の簡素化などが見込まれ、セキュアな領域も確保できる。
ソラコムのサービスと日立のノウハウを融合、IoT導入プロセスを短縮へ
日立製作所とソラコムは、両社が協業して提供するIoTサービスを強化すると発表した。日立のIoT活用サービス「Hitachi Global Data Integration(HGDI)」とソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」を組み合わせることによりHGDIのラインアップを強化する。