pluszeroは、3D CADの開発企業アビストと共同で進めている設計業務の効率化について発表した。pluszero独自のAEI技術とアビストの3D CAD技術、生成AIを組み合わせることで、設計全体の大幅な生産性の向上が期待できる。
pluszeroは2023年6月14日、3D CADの開発企業アビストと共同で進めている設計業務の効率化について発表した。全製造業に適用できる、設計の自動化システムの開発を本格化する。
両社はこの数年間、3D CADの設計分野において、3Dデータと図面の品質チェックの自動化に取り組んできた。既に一定の範囲のチェック項目に対しての自動化には成功しており、作業効率と品質向上の成果を得ている。
チェック項目の自動化には、pluszero独自のAEI(Artificial Elastic Intelligence)技術と、アビストの3D CAD技術を活用。チェック項目の文章をAEIが解析し、会社固有の表現や曖昧な言い回しを標準化することで、テスト工程のミスの低減と品質向上に寄与する。また、AEIは、テスト項目の言葉と図面、3D CADの内容を正確にひも付けることができ、高いレベルの品質チェックの自動化が可能になる。
AEIの適用により、品質チェックの自動化が可能な部分が増える。さらに、生成AI(人工知能)を組み合わせることで、品質チェックに適合した3D CAD設計の初期案の自動生成が可能になる。設計者は初期案を参考に洗練と改善ができ、設計全体の大幅な生産性の向上が期待される。
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