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» 2023年04月26日 06時00分 公開

ニデックは車載事業のV字回復へ、eAxleの収益改善が正念場を迎える電動化(2/2 ページ)

[齊藤由希MONOist]
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 2025年半ばの投入を計画していたeAxleの第3世代品は、投入時期を2024年6月に前倒しする。出力70kWのeAxleと、モーター、インバーター、ギアの他にDC-DCコンバーター、車載充電器、PTCヒーターなども一体化したシステム(X-in-1)も用意して需要を取り込む。

NEVのシェアの見通し[クリックで拡大] 出所:ニデック

 eAxleは売り上げ規模も拡大する。中国だけでなく欧米にも商圏を広げ、eAxleだけでなく駆動用モーター単体でも販売して収益を成長させる。欧米ではeAxleではなく駆動用モーター単体で事業の拡大をスタートする考えだ。既に駆動用モーター単体の引き合いも多いという。駆動用モーター単体では、利益を確保しながら2025年に560億円、2027年に1600億円の売り上げ規模に成長させていく計画だ。ステランティスとの合弁会社も欧州での事業拡大に貢献する。

 ニデック製eAxleを搭載した車種の販売は、2020年度に前年比90%増、2021年度は同140%増、2022年度は同138%増と販売が好調だ。EV(電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を合わせたNEVのシェアは、2025年まで中国で好調に増加し、欧州では2025年以降の増加が見込まれるという。これにより、ニデックのeAxleの販売台数を2025年度に300万台、2030年度に1000万台に増やす。

ニデック製eAxleを搭載した車種の販売[クリックで拡大] 出所:ニデック

 駆動用モーターとeAxleを合わせた売上高は2025年度に5000億円を目指す。車載事業全体では同年度に売上高1兆円を計画している。

2025年に向けて成長を加速[クリックで拡大] 出所:ニデック

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