「経済安全保障」のもとに振り回される状況が続きそうです。
この記事は、2023年4月6日発行の「モノづくり総合版」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
半導体を巡る動きが引き続き、活発に続いています。台湾TMSCが熊本に工場建設を決めて以降、熊本県には半導体関連企業の進出が続いており、現地は大きな盛り上がりを見せています。TSMCは現在、日本に2つ目の工場建設を検討しているといっておりますので、第2の熊本のような地域も生まれるかもしれません。また、次世代半導体の量産製造を行うため、2022年8月にトヨタ自動車など8社からの賛同と出資を得て設立されたRapidusは、工場建設予定地として北海道千歳市を選定しました。Rapidusは並行して米国IBMやベルギーのimecと協業を発表するなど、量産技術の確立に向けた協業体制構築に取り組んでおり、多くの技術者の採用などに取り組んでいます。
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