ルネサス エレクトロニクスは、同社の製品全体から、車載用製品と非車載用製品を組み合わせた「ウィニング・コンビネーション」10種を公開した。動作検証済みのソリューションにより、ユーザーは市場投入までの期間を短縮できる。
ルネサス エレクトロニクスは2023年3月2日、同社の製品全体から、車載用製品と非車載用製品を組み合わせた「ウィニング・コンビネーション」10種を公開した。
ウィニング・コンビネーションは、同社製品を組み合わせたソリューションのこと。エンジニアによる設計検証を実施しており、ユーザーの設計リスクを低減し、市場投入までの時間を短縮できる。既に、車載向けや産業、インフラ、IoT(モノのインターネット)向けに、300種類以上のコンビネーションを提供している。
今回新たに、車載用製品と非車載用製品を組み合わせたウィニング・コンビネーションをラインアップ。「スマートEV充電器用OCPPインタフェースカード(OIC)ソリューション」「EV用3kWオフボード充電器ソリューション」「接続型Androidクラスタソリューション」「EV充電パイル用の料金収受および通信ユニットソリューション」「車両制御ユニットソリューション」「テレマティクス搭載低コストTFTインスツルメントクラスタソリューション」「2輪・3輪車トラクションモータ制御用の低電圧インバータソリューション」「自動車用テレマティクスボックスモジュールソリューション」「EV充電器用高性能ウォールボックスソリューション」「EVポータブル充電器ソリューション」の10種を提供する。
主な対象は、電気自動車の充電システムや車両のクラスタ制御システム、トラクションモーター用の低電圧インバーター機能など。用途に応じて、同社のマイコンやアナログ、パワーマネジメントIC、Wi-Fi製品、Bluetooth製品などが含まれている。
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