日立製作所は、製造業を中心とした循環型社会を見据えたソリューションの社会実装とエコシステム構築に向けた共創を開始することを、栗田工業と合意したと発表した。
日立製作所(日立)は2023年1月26日、循環型社会を見据えたソリューションの社会実装とエコシステム構築に向けた、栗田工業との共創を開始すると発表した。製造業を主軸とした社会価値を定義し、サプライチェーンにおける「環境負荷ゼロ」に向けたソリューションの社会実装を進めていく。
共創では、日立が有する環境データの可視化、分析、制御技術などの「Lumada」ソリューションや水素によるエネルギー循環などの環境負荷低減技術と、栗田工業の水処理、廃棄物削減技術、デジタルソリューションを組み合わせることで、新たな価値を付加したソリューションを提供していく。
例えば、食品工場で排出される有機物を資源として、両社の資源アップサイクル、エネルギー回収技術、Lumadaソリューションなどを活用し、その資源の価値を最大化するサプライチェーンの構築を目指す。
両社は今後、共創テーマを検討すると共に、こうした取り組みに賛同する企業や団体を募り、Lumadaアライアンスプログラムを通じてエコシステム構築に取り組んでいく。
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