Digi-Key ElectronicsとMake:は、基板ガイドの最新版とコンパニオンARアプリケーションを発表した。50を超える基板にARを利用でき、AR内で基板を回転、拡大し、あらゆる角度から見ることができる可視化ツールとなる。
Digi-Key ElectronicsとMake:は2023年1月24日(現地時間)、基板ガイドの最新版とコンパニオンAR(拡張現実)アプリケーションを発表した。
基板ガイドは、マイクロコントローラー(MCU)とシングルボードコンピュータ(SBC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)ベースボードのセクションに分かれている。AdafruitやArduino、Raspberry Piなど、主要ベンダーを含む150以上の基板が比較されており、試作や組み込み設計に必要な技術の検索をサポートする。
最新版の基板ガイドでは、新たな試みとして、チップ不足の中で躍進する「Raspberry Pi RP2040」と「Espressif ESP32」についての記事を掲載している。
また、両社は、同ガイドのコンパニオンARアプリも発表した。モバイル機器のカメラやディスプレイ、センサーを活用して、50を超える基板にARを利用でき、AR内で基板を回転、拡大し、あらゆる角度から見ることができる可視化ツールだ。ガイドと組み合わせて、あるいは単独でも動作する。
同アプリ限定コンテンツであるビデオの中では、Make:のコミュニティーエディターであるDavid Groom氏が、基板などの詳細と選定プロセスについて解説している。なお、同アプリは、iOS機器向けのApple App StoreとAndroid機器向けのGoogle Playストアで入手できる。
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