ゼロトラストの実現は困難な道のりであるようです。
2022年11〜12月にかけて、MONOistではサプライチェーンセキュリティの動向に関する読者調査を実施しました。製造業を中心に国内企業のサプライチェーンセキュリティの取り組みについて、現状や課題に関する現場の生の声が多く寄せられました。特に自由回答の内容は、今後産業界でのセキュリティで対応が求められる課題について、多くの示唆を与えるものとなっていました。ご回答いただいた方々に、改めて御礼申し上げます。
ここでは調査結果を一部紹介しつつ、サプライチェーンセキュリティの現状について筆者の解釈を提示したいと思います。そもそもこの調査は、サプライチェーンを踏み台にしたサイバー攻撃が国内製造業に被害をもたらす事例が増えており、その対策が業界共通の課題として意識され始めている、という背景を踏まえて実施したものです。最近ではセキュリティ対策の有無をサプライヤーの選定基準とする企業も出ています。業界全体で見ると実態はどうなのでしょうか。調査では、「調達先企業や下請企業などの取引先に対して、サイバーセキュリティ対策の実行や見直しを求めていますか」という質問項目を設けました。
サプライチェーンセキュリティの実態調査、顧客や取引先との連携は乏しいか
サプライチェーンから外されないためのサイバーセキュリティ対策
7割以上の企業がサプライチェーン攻撃への具体的対策なし、調査結果発表
サイバー攻撃の脅威は、サプライチェーンにどういう危機をもたらすか
用心すべきは工場だけじゃない、脅威増すサイバー攻撃への対策の現状Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム