パテント・リザルトは、精密機器業界の企業を対象とした「精密機器業界 特許資産規模ランキング2022」を発表した。1位は、特許件数3134件のキヤノンとなった。
パテント・リザルトは2022年12月9日、精密機器業界の企業を対象とした「精密機器業界 特許資産規模ランキング2022」を発表した。各社が保有する特許資産を質と量の両面から評価したもので、1位は特許件数3134件のキヤノンとなった。
同評価は、2021年4月1日〜2022年3月31日の1年間に登録された特許を対象に、各特許の注目度を得点化した独自の「パテントスコア」によって評価。企業別に評価点を集計し、ランキング付けした。その結果、1位がキヤノン、2位がリコー、3位がセイコーエプソンとなった。
キヤノンの特許で特に注目されるのは、「露光ムラを低減できる基板保持装置及び露光装置」「長期にわたり投影光学系の高い補正精度を維持するために有利な技術」に関する技術だ。
リコーでは、「ユーザーに対するサービスを向上できる画像共有システム」「クラウド印刷サービス環境においてPDFファイルを効率的に処理するシステム」の注目度が高い。セイコーエプソンは、「残留するインク量が少ないインク補給容器」「変更可能な項目と変更が禁止される項目がプリンタごとに異なる場合でも、容易にプリンタ設定を行える印刷システム」が注目特許として挙げられている。
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