日本の製造業は不祥事がなければ品質問題と真正面から向き合えないのかモノづくり総合版メルマガ 編集後記

いつまでたってもなくならないのは、品質問題が自社にとって対岸の火事だからなんでしょうか。

» 2022年12月22日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2022年12月22日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


日本の製造業は不祥事がなければ品質問題と真正面から向き合えないのか

 12月頭はまだそれほどでもなかったのですが、今週から東京にも寒波が押し寄せ、新潟では大雪で交通マヒが起こるなど一気に冬モードという感じになってきました。このモノづくり総合版メールマガジンも2022年の最終号となります。

 2022年は、私が担当するMONOistで「カーボンニュートラルへの挑戦」という特集サイトを立ち上げたこともありますが、製造業の脱炭素関連の取り組みがさらに加速したイメージがあります。また、コロナ禍の影響に加えてロシアによるウクライナ侵攻によって寸断されたサプライチェーンを改革するためのデジタル化にも注目が集まりました。他にも、小島プレス工業へのサイバー攻撃に起因するトヨタグループの工場稼働停止などもありましたが、この年の瀬にあらためて問うておきたいのが「品質問題」です。

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