G-SHOCK 40周年を機に復刻・進化を遂げた“ジェイソンモデル”はベゼル着脱可能デザインの力(2/2 ページ)

» 2022年12月08日 09時00分 公開
[八木沢篤MONOist]
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進化と驚きを、造形/グラフィックス/CMFで表現

 G-B001のデザインについて、カシオ計算機 技術本部 デザイン開発統轄部 第一デザイン部 Gデザイン室の濱上朋宙氏は「カプセルタフリボーンを実現するため、進化と驚きを、造形、グラフィックス、CMF(カラー/マテリアル/フィニッシュ)で表現した。インナーメタルベゼルは、G-B001の進化と驚きを表現する最大のデザインエレメントだ」と述べる。

カシオ計算機 技術本部 デザイン開発統轄部 第一デザイン部 Gデザイン室の濱上朋宙氏 カシオ計算機 技術本部 デザイン開発統轄部 第一デザイン部 Gデザイン室の濱上朋宙氏

 インナーメタルベゼルは、「メタルカプセル」をテーマに、シンプルでありながら6時側にスリット形状を用い、ユニークなデザインに仕上げている。さらに、カラーリングについても初代モデルから継承する形状のユニークさを最大限に引き出したカラーを採用。「『レトロフューチャー』をコンセプトに掲げ、G-SHOCKが誕生した1980年代、そしてDW-001が発売された1990年代のSF映画やサブカルチャーにインスピレーションを得て、カラーリングを考案した」(濱上氏)という。

 G-B001は、ベゼルカラー(樹脂×メタル)がイエロー×レインボーの「G-B001MVE」(前述したセットボックスのタイプ)、グレー×ゴールドの「G-B001MVB」、ブラック×シルバーの「G-B001MVA」の3製品で展開。販売価格(税込み)はG-B001MVEが4万4000円、G-B001MVBが3万3000円、G-B001MVAが3万4100円で、販売開始は2023年1月27日からとなる。なお、現段階で、樹脂ベゼルやバンドの単品販売の予定はない。

グレー×ゴールドの「G-B001MVB」 グレー×ゴールドの「G-B001MVB」。左から、樹脂ベゼル装着時のパターン、メタルベゼル時のパターン[クリックで拡大] 出所:カシオ計算機
ブラック×シルバーの「G-B001MVA」 ブラック×シルバーの「G-B001MVA」。左から、樹脂ベゼル装着時のパターン、メタルベゼル時のパターン[クリックで拡大] 出所:カシオ計算機

 「G-B001は、ベゼルやバンド交換など着せ替えすることで、さまざまなファッションシーンで活用できる新しいカプセルタフデザインだ。初代モデルをご存じの方には懐かしさと進化を、当時を知らない方にはG-SHOCKの遊び心やチャレンジ精神を感じていただきたい」(濱上氏)

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