SAPジャパンは、同社のクラウド調達、購買管理システム「SAP Ariba」を、トヨタ自動車が採用したと発表した。企業の調達、購買プロセスを一元化、標準化できるため、効率向上やコンプライアンスの強化が期待できる。
SAPジャパンは2022年7月25日、同社のクラウド調達、購買管理システム「SAP Ariba」を、トヨタ自動車が採用したと発表した。
SAP Aribaは、調達や契約、購買発注、請求処理までを同一のプラットフォーム上で実行できるクラウド型ソリューションだ。企業の調達、購買プロセスが一元化、標準化することで、効率向上やコンプライアンスの強化が期待できる。
トヨタは、2020年から財務会計システムとして「SAP S/4HANA」を利用しており、同システムとの連携による相乗効果を期待してSAP Aribaを導入した。2021年から先行してSAP Aribaの見積もり機能を利用していたが、今回その活用範囲を、IT情報部門での調達、購買業務にまで広げた。
SAP Aribaの採用によって、トヨタは法規制対応など新規要件が発生するたびに、システムを改修する必要がなくなる。業務のデジタル化によって業務効率化、ペーパレス化にもつながるという。
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