SAPジャパンは、IoTに対する包括的なソリューション「SAP Leonardo Internet of Things(SAP Leonardo IoT)」を発表した。併せて、「Microsoft Azure IoT Hub(Azure IoT Hub)」との相互運用を可能にする連携について発表した。
SAPジャパンは2019年3月5日、IoT(モノのインターネット)に対する包括的なソリューション「SAP Leonardo Internet of Things(SAP Leonardo IoT)」を発表した。併せて、「Microsoft Azure IoT Hub(Azure IoT Hub)」との相互運用を可能にする連携についても発表した。
SAP Leonardo IoTは、産業用IoT(IIoT)やインダストリー4.0の実現に向けたデジタル変革を推進する包括的テクノロジーだ。IoTデータをビジネスプロセスデータと組み合わせ、IoTが組み込まれたビジネスアプリケーションを提供する。
ビジネスアプリケーションには、「SAP S/4HANA」「SAP Ariba」「SAP SuccessFactors」などが含まれる。また、SAP Leonardo IoTを活用し、新しいインテリジェントIoTソリューションを構築できる。これにより、他社と差別化した独自の提案が可能になるという。
今回の提携により、IoTテレメトリデータへの接続や、デバイス管理レイヤーにAzure IoT Hubを用いたSAP Leonardo IoTへのシームレスな連携を予定する。他に、「SAP Leonardo IoT Edge」では、サポートを拡張し、「Microsoft Azure IoT Edge」ランタイム上でもローカルでビジネスプロセスを実行できるオプションを提供。Azure IoT Hub Edge上のコンテナ内で、SAP Leonardo IoT Edgeをベースとした必須業務機能(Essential Business Function:EBF)モジュールを稼働可能にすることで、レイテンシーや帯域幅、コネクティビティの依存性を低減できる。
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