Safie One発表に先駆けて、セーフィーでは2022年4月から埼玉県を中心にスーパーマーケットを127店舗(2022年6月時点)展開するベルクと協力して、ベルクフォルテ我孫子店(千葉県我孫子市)においてSafie Oneを用いた実証実験を行った。
4台のSafie Oneを弁当(惣菜)エリアを俯瞰できる場所に設置して、エリアを4分割してそれぞれのエリアの通過人数、滞留人数、滞留率(通過人数÷滞留人数)を数値化した。その結果、大きな動線に面していないBのエリアの滞留率が一番高くなったという。
会見に出席したベルク 取締役 システム改革部長の原田裕幸氏は「社内でこの結果を言い当てられた人はほとんどいなかった。この場所にこれだけの商品を展開をすればいいという、思い込み、感覚から脱却して、Safie Oneで得られた数値データを適時適量の製造につなげて最大のパフォーマンスを発揮したい」と語る。
ベルク デジタル推進室 次長の島澤豊氏は「私も同じ思い込みをしていた。商品の売り方などを変えていきたい。全ての店舗というよりは、問題が起きている、または起こりそうな店舗に設置して、新たな気付きを得たい」と話す。
ベルクではスーパーマーケットとしてのDX推進に向けて定期的に「Belc Digital Lab(ベルク・デジタルラボ)」を開催しており、セーフィーとは今後も実証実験を重ねていく。原田氏は「スーパーの売り場は進化しているが、後方業務は旧態依然としている部分も多い。生産性が高い、消費者に愛されるスーパーに向けて、セーフィーと協働していければ」と展望を語る。
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