次は、次世代の領域形状を決めるための解析ファイルを作ります。図12の手順でポアソン比を「0」にします。
領域の境界を移動したくない節点を定義します。領域の境界を移動したくない節点の変位を拘束すれば定義できます。まず、今までに定義した境界条件を全て削除します。そして、図13のようにツリー構造の「displacement」を右クリックして、「× Delete」をクリックします。この調子で中央図の6つのアイテムを削除します。削除後、ツリー構造が図13右図のようになればOKです。
領域の境界を移動したくない節点の定義を3種類設定します。図14左図のように左側の辺の節点について、一番下の節点を除いてX方向変位を拘束します。一番下の節点を除いたのは最終的な見栄えを良くするためで本質的なものではありません。次に、図14中央図のように上辺の節点のY方向変位を拘束します。さらに、図14右図のように右側の辺の上側2つの節点のX方向変位を拘束します。そして、メニュー「File」―「Save as...」をクリックし、ファイル名「uniform_stress_beam_TM_surface_0.liml」で保存します。
先ほど作った応力解析のためのLISAファイルを読み込みます。図15のように、[開く]ボタンを押して、「開く」ウィンドウを表示します。そして、「更新日時」をクリックし、新しいファイルが上に表示されるようにしてから、ファイル名「uniform_stress_beam_TM_struct_1.liml」を選択して、[開く]ボタンを押します。
応力解析を行います。図16のように[実行]ボタン(=マークのアイコン)を押して計算し、「Solver」ウィンドウが緑色になったら「×」を押してウィンドウを閉じ、[保存]ボタン(フロッピーディスクのアイコン)を押して計算結果を保存します。ツリー構造の「von Mises Stress」を押して相当応力を表示します。
では、Excelに戻ります。シート名「力法 平等強さのはり」をアクティブにし、図17のように数値を入力します。数値の意味は以下の通りです。
シートの他のセルの数値の意味を図18に記します。
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