Lattice Semiconductorは、同社第5世代のセキュア制御FPGA「MachXO5-NX」ファミリーを発表した。サーバコンピューティング、通信、産業、車載分野において、電力効率と信頼性の高いシステム監視および制御に貢献する。
Lattice Semiconductorは2022年5月31日、同社第5世代のセキュア制御FPGA「MachXO5-NX」ファミリーを発表した。サーバコンピューティング、通信、産業、車載分野において、電力効率と信頼性の高いシステム監視および制御に貢献する。現在、サンプル出荷中だ。
MachXO5-NXは、FD-SOI技術の「Lattice Nexus」プラットフォームをベースにしている。25Kのロジックセル、1.9Mビットのエンベデッドメモリ、最大9.2Mビットのユーザー用フラッシュメモリを搭載。内蔵のフラッシュメモリは、15ミリ秒のインスタントオン動作と、オンチップマルチブート構成、信頼性の高いアップデートを可能にする。
また、プログラム可能な汎用I/Oを最大300個搭載する。そのうち80%は、先進のCPUやSoCが廃止した3.3V I/Oサポートを備え、システム内の3.3Vデバイスとのシグナリングに対応する。1.25GbpsのSGMIIインタフェース、デフォルトプルダウン、ホットソケット、プログラマブルスルーレートなどの機能も追加した。
AES256によるビットストリーム暗号化とECC256によるビットストリーム認証、ランタイムセキュリティといった、高いセキュリティ機能も提供する。
競合品と比べて消費電力を最大70%削減し、ソフトエラーレート(SER)を100分の1に抑えた。システムの熱管理の簡略化と、総運用コストの低減に貢献する。設計ツールは「Lattice Radiant 3.1.1」ソフトウェアに対応している。
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