解析システム製品の開発力強化、日立ハイテクが協創拠点をひたちなか市に開設:製造マネジメントニュース
日立ハイテクは、解析システム製品の新規ソリューションの開発力を強化するため、顧客向けデモンストレーションおよび協創拠点「アドバンストテクノロジーイノベーションセンタ那珂」を開設した。
日立ハイテクは2022年5月31日、解析システム製品の新規ソリューションの開発力を強化するため、顧客向けデモンストレーションおよび協創拠点となる「アドバンストテクノロジーイノベーションセンタ那珂(ACN)」を、茨城県ひたちなか市に開設したと発表した。
アドバンストテクノロジーイノベーションセンタ那珂[クリックで拡大] 出所:日立ハイテク
同社は、これまで同市と神奈川県川崎市に設置していたデモンストレーション拠点を新拠点ACNに集約する。ACNを設計開発拠点に隣接させることで、顧客と協創しつつ、電子顕微鏡やプローブ顕微鏡などの解析システム事業における統合ソリューション開発を進めていく。
ACNには、電界放出型の透過電子顕微鏡(FE-TEM)や走査電子顕微鏡(FE-SEM)、汎用透過および汎用走査電子顕微鏡、卓上顕微鏡、集束イオンビームなどを設置。顧客向けの装置デモンストレーションや実習などを実施しつつ、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う働き方の変化に合わせてリモート対応力も強化する。
ACNは2022年5月26日に開設済みで、延べ床面積は約1620m2となっている。
開所式風景[クリックで拡大] 出所:日立ハイテク
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