新型軽EV、たくさんの期待を背負って走り出すオートモーティブメルマガ 編集後記

市長はずっと見ていた。

» 2022年05月25日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2022年5月25日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


新型軽EV、たくさんの期待を背負って走り出す

 「自動車には、たくさんのステークホルダーがいる」とよく耳にします。日本自動車工業会が2021年から展開している「クルマを走らせる550万人」というメッセージもそうですし、自動車関連にお勤めの方であればご自身の会社の事業からそう実感できることでしょう。メディアという部外者からみても、自動車にかかわる人の多さはよく分かります。

 自動車メーカーのいるところには、その仕入れ先であるサプライヤーもいるわけですが、そういった地域を抱える自治体も、広い意味では自動車のステークホルダーだと思います。自動車メーカーとサプライヤーがたくさんクルマをつくり、そのためにたくさんの仕事が生まれ、そこで働くために人が集まり、その人々の生活のためにまた仕事が生まれる、というサイクルは、地域にとって大きな恩恵です。

 自治体からすれば末永くクルマづくりを続けてほしいし、できれば売れるクルマをつくるための拠点であってほしいと期待するのだろうな……というのも、容易に想像できます。しかし、自治体がどれだけ自動車産業を応援しているのかを実際に目の前で見ると、想像していた以上の期待や責任の重さをひしひしと感じました。

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