リバースエンジニアリングの作業負荷を最大50%削減するSOLIDWORKS用プラグインCADニュース

ディプロスは、3D設計開発ソリューション「SOLIDWORKS」上で効率良くリバースエンジニアリング作業が行えるプラグインソフト「Mesh2Surface for SOLIDWORKS」の日本国内での取り扱いを開始した。

» 2022年05月10日 09時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 ディプロスは2022年4月28日、3D設計開発ソリューション「SOLIDWORKS」上で効率良くリバースエンジニアリング作業が行えるプラグインソフト「Mesh2Surface for SOLIDWORKS」(開発元:英KVS)の日本国内での取り扱い開始を発表した。

 同年4月25日から販売を開始。販売価格(税別)は36万3000円で、「SOLIDWORKS 2017」以降のバージョンに対応する。

機械的な形状だけでなく、有機的な形状もすぐにCAD化可能

 Mesh2Surface for SOLIDWORKSは、3Dスキャナーなどで取得したメッシュデータをCADモデルに変換できるSOLIDWORKS向けのリバースエンジニアリング用プラグインソフトである。

 他のソフトウェアを用いることなく、SOLIDWORKS上でリバースエンジニアリング作業を完結でき、機械的な形状だけでなく、有機的な形状も自動サーフェスですぐにCAD化することが可能だ。また、Mesh2Surface for SOLIDWORKSが提供する機能はシンプルで使い勝手が良く、リバースエンジニアリング作業にかかる時間と労力を最大50%削減できるとしている。

 ユーザーは、Mesh2Surface for SOLIDWORKSを用いることで、3Dスキャンして取り込んだデータから、平面/円柱/円すい/球などの幾何形状を抽出して、SOLIDWORKSで使用可能なボディー形状を作成したり、抽出した幾何形状から座標系を指定し、スキャンデータを好きな座標に配置したりすることが可能だ。

幾何形状の抽出 幾何形状の抽出[クリックで拡大] 出所:ディプロス
スキャンデータの位置調整 スキャンデータの位置調整[クリックで拡大] 出所:ディプロス

 その他、スキャンデータから断面を切り取って2D図面を作製する機能や、偏差カラーマップで精度を確認しながらリバースエンジニアリング作業が進められる機能なども用意されている。

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