IARシステムズ(IAR Systems)の開発ツール「IAR Embedded Workbench for RISC-V」が、64ビットRISC-Vコアに対応した。RISC-V用ビルドツールと機能安全認証済みツールチェーンも合わせて提供する。
IARシステムズ(IAR Systems)は2022年3月17日、同社の開発ツール「IAR Embedded Workbench for RISC-V」が、64ビットRISC-Vコアに対応したと発表した。RISC-V用ビルドツールと機能安全認証済みツールチェーンも合わせて提供する。
IAR Embedded Workbench for RISC-Vは、C/C++コンパイラやデバッガ、コード品質を保証するコード解析ツールを搭載した統合開発ツールチェーン。オンボードメモリの使用量と必要速度の最適化が可能で、ニーズに合わせたアプリケーションを開発できる。
Packed-SIMD命令のための「RISC-V P extension」や、カスタムの拡張命令にも対応する。「C-SPY」デバッガのフルデバッグ機能を利用すれば、ハードウェアにアクセスしなくても、C-SPYシミュレーターでアプリケーションのリアルタイム制御ができる。
最新版の3.10では、Andes、Codasip、Microchip、Nuclei、SiFiveのRV64デバイスをはじめ、各種RV64 RISC-Vコアに対応する。また、対称型マルチプロセッシング(SMP)に対応し、マルチコアRISC-Vデバイスのデバッグも可能だ。
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