「つながるクルマ」が変えるモビリティの未来像
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» 2022年01月06日 06時00分 公開

ソニーが2台目のEVを披露、レベル2の自動運転や5Gによる遠隔操作も開発中電気自動車

ソニーは2022年1月5日、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2022」において、同年春に事業会社「ソニーモビリティ」を設立すると発表した。

[齊藤由希,MONOist]

 ソニーは2022年1月5日、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2022」において、同年春に事業会社「ソニーモビリティ」を設立すると発表した。

 新会社を通じてモビリティ体験の進化や提案を加速させる。“ソニーのEV(電気自動車)”としての市場投入も本格的に検討する。ソニーグループ 会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏は「ソニーはモビリティを再定義する『クリエイティブエンターテインメントカンパニー』になれると考えている」とコメントした。

 新会社では、AI(人工知能)やロボティクス技術を活用し、ロボットと共生する世界の実現を目指す。コンセプトカー「VISION-S」の他、ロボット「aibo」やドローン「Airpeak」などさまざまな領域において、価値を創出するという。

 CES 2022では、SUV型のEV「VISION-S 02」を披露した。2020年のCESで披露したコンセプトカー「VISION-S 01」と共通の車台やクラウドプラットフォームを採用している。7人乗りの仕様も用意する。

SUVタイプのEV「VISION-S 02」[クリックで拡大] 出所:ソニー

 ソニーはVISION-S 01を発表して以降、欧州で公道走行テストを実施するとともに、走行中の5G通信や、高速走行中の快適性向上などに取り組んできた。自動運転レベル2のADAS(先進運転支援システム)の公道リリースに向けた機能検証も、欧州で進めている。

 周辺監視用のCMOSイメージセンサーやLiDAR(Light Detection and Ranging、ライダー)、ドライバーに注意喚起を行う音響システムやHMI(ヒューマンマシンインタフェース)、ToF方式の画像センサーを用いた乗員モニタリング機能も、VISION-Sのプロジェクトで開発している。

VISION-S 02の外観[クリックで拡大] 出所:ソニー
VISION-S 02のインテリア。エンターテインメント空間としても進化させる[クリックで拡大] 出所:ソニー

 今回、Vodafone Germanyと協力し、5Gによってドイツにある車両を日本から遠隔操作する様子を公開した。車両に搭載したカメラから得られる映像を、テレマティクスシステムを通じて低遅延で東京に伝送し、遠隔操作を可能にした。今後、遠隔操作するドライバーのユーザー体験における安全性や正確性、使い勝手、ユーザーインタフェースについても検証していく。

日本からの遠隔操作によってドイツにあるクルマを走らせる様子[クリックで再生] 出所:ソニー

 エンターテインメント空間としての進化にも取り組んでいる。立体的な音場を実現するシートスピーカーや、車内のディスプレイで視聴できる映像を配信する「BRAVIA CORE for VISION-S」を搭載する他、自宅のPlayStationとリモート接続したゲーム体験やゲームのストリーミング配信についても検討している。

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