演算子(+、−、*、/、%)を入力した場合は、表示エリアの入力情報と入力した演算子を記憶し、入力処理2に遷移する。また、表示エリアをクリアし、(+、−、*、/、%)ボタンを無効化し、「=」ボタンを有効化する。
繰り返し演算(1回演算した後、続けて演算子(+、−、*、/、%)を入力)した場合は、表示エリアの入力情報と選択した演算子を取得する。さらに、表示エリアをクリアし、入力処理2に遷移する。また、「+、−、*、/、%」ボタンを無効化、「=」ボタンを有効化する。
特殊演算を行う場合は、演算結果を表示エリアに表示する。
「C」を選択した場合は、表示エリアの文字、表示エリアと演算子の入力情報、ボタンの状態を初期状態に戻す。また、入力待ちモードに遷移する。
表示エリアが空欄でない状態で、「=」ボタンを選択した場合、下記の演算結果を表示エリアに表示し、入力待ちモードに遷移する。遷移する際、「+、−、*、/、%」ボタンを有効化し、「=」を無効化する。なお、出力結果は、小数となる場合は、小数第4位を四捨五入し、3桁として表示する。
また、演算結果の最大、最小の処理は以下とする。
今回は、一定程度の規模感のある問題を出題するため、電卓のプログラムを題材とした問題を出題しました。現実のプログラム開発に近い、かなりの難問です。あらゆる箇所にバグや気付き事項が隠れています。開発技術者、あるいは、品質保証エンジニアの立場で、ぜひ、自分なりのテスト設計を実施し、バグを探してください。
前シリーズ「ソフトウェア技術者のためのバグ百科事典」を大幅に加筆、修正した山浦恒央先生の書籍「ソフトウェア技術者のためのバグ検出テキスト」が日科技連出版から好評発売中です。連載でも取り上げた、「要求仕様書のバグ」「実装抜けのバグ」「テスト業務のバグ」など、バグを36種類に分類して解説しています。囲碁や将棋であれば、「相掛かり」「矢倉」「四間飛車」「藤井システム」のような戦法を網羅した内容になっています。
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東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士)
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