使い勝手や造形の安定性を高めたLCD方式光造形3Dプリンタ「Foto8.9s」3Dプリンタニュース

APPLE TREEは、LCD方式の光造形3Dプリンタ「Foto8.9s」の予約販売を開始した。3つの光学システムを採用することで造形の安定性を高めた他、USBメモリ、イーサネットに加えてWi-Fi接続に対応したことで利便性も向上させた。

» 2021年09月27日 13時00分 公開
[MONOist]

 APPLE TREEは2021年9月10日、LCD方式の光造形3Dプリンタ「Foto8.9s」の予約販売を開始した。同年5月に発売した「Foto8.9」の上位モデルで、Wi-Fi接続への対応により、利便性が向上した。

光造形3Dプリンタ「Foto8.9s」 光造形3Dプリンタ「Foto8.9s」 出典:APPLE TREE

 Foto8.9sでは、4K産業用モノクロLCDパネル、新設計のマトリックス光源、独自の光学アルゴリズムエンジニアリングという3つの光学システムを採用。従来のFoto8.9に比べて光源のムラを削減し、均等なUVランプ照射によって造形の安定性を高めた。

「Foto8.9s」正面 「Foto8.9s」正面 出典:APPLE TREE

 また、Foto8.9と同様に、Z軸にデュアルリニアガイド、スクリューモーター、クリアランスナットを採用。この組み合わせにより、安定したZ軸操作ができる。

安定したZ軸操作に対応 安定したZ軸操作に対応 出典:APPLE TREE

 最大造形サイズは192×120×200mmで、積層ピッチは0.025〜0.2mmとなる。インタフェースおよび通信方式はUSBメモリ、イーサネットのほか、Wi-Fi接続に対応し、利便性を高めた。

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