カシオ計算機は、スマートホームやビルディング、工場などに適したプロジェクションモジュール「LH-200」を発表した。これにより、小型プロジェクションによる組み込み領域での事業を開始する。
カシオ計算機は2021年8月19日、小型プロジェクションによる組み込み領域での事業を開始すると発表した。スマートホームやビルディング、工場などに適したプロジェクションモジュール「LH-200」を、同年9月上旬より販売する。価格はオープン。
組み込み専用のLH-200は、サイズが215×43×152mm、重量が約1.0kgと小型軽量のため、従来では困難だったスペースにも導入でき、システム全体の軽量化や設置機構の簡易化に寄与する。また、設置スペースや開口部に制約がある場合にも幅広く対応できるよう、使用温度および冷却性能の拡張機能を搭載した。
高輝度のカラーモード、自由度の高い色調整機能、部品や床面など特殊な対象にも投映しやすい光源調整機能を搭載し、利用状況に応じた最適な投映が可能だ。映像同期出力信号機能も備えており、カメラなどの映像機器と連動することで、マシンビジョンシステムなどの光源としても利用できる。
主な用途として、キッチンやリビングなど生活空間での映像、情報の投映、公共空間やオフィスでの移動ナビゲーションの投映、工場の製造工程やピッキングシステムでの投映、マシンビジョンによる工程自動化などを想定している。
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