リクルートマネジメントソリューションズが、「人材マネジメント実態調査2021」の結果を発表した。組織、人材マネジメントの現在およびコロナ禍での課題として、特に「ミドルマネジメント層の過重な負担」が高まっていることが分かった。
リクルートマネジメントソリューションズは2021年8月2日、「人材マネジメント実態調査2021」の結果を発表した。同調査は、正社員で現在人事業務に携わっている管理職を対象とし、491人から回答を得た。
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まず、組織、人材マネジメントの現在の課題を尋ねたところ、「次世代の経営を担う人材が育っていない」と「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」が55.2%で同率1位となった。また「新人、若手社員の立ち上がりが遅くなっている」が51.9%、「中堅社員が小粒化している」が51.1%で、この4項目が突出して多かった。
現在の課題の他に、コロナ禍で課題感が高まったものについても尋ねた。その結果、現在の課題として多かった項目は、コロナ禍でも割合が高かった。「次世代の経営を担う人材が育っていない」は22.0%、「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」が26.1%、「新人、若手社員の立ち上がりが遅くなっている」が24.2%、「中堅社員が小粒化している」が17.5%となっている。特に、「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」の課題感が高いことが分かる。
この他に、コロナ禍での課題として割合が高かった項目として、「テレワーク、在宅勤務に関する今後の方針が定まらない」(21.0%)、「職場の一体感が損なわれている」(20.6%)、「従業員にメンタルヘルス不調者が増えている」(18.7%)などがある。
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