デザインスゴロクを図1に示します。
デザインスゴロクの部品は全部で11個です。そのうち1個は「テーマ」。残りは属性の異なるカテゴリーが3つ、そのカテゴリーごとに同類の言葉が3つの3×3で9個。そして、ベースとなる円が1個の合計11個です。
カテゴリーごとに異なる図形を使います。真ん中のテーマは六角形、三角形の頂点に当たる部分は長方形、その長方形と中央の六角形の間が円となります。3頂点の長方形の中間が長丸となります。
真ん中の六角形の中にテーマが入ります。そして、長方形、丸、長丸の中にテーマを支える言葉を記入します。この言葉は長方形、円、長丸ごとに「トーン」を統一します。それぞれ「3つ」というのがキーポイントです。世の中には、リズムのある3つの言葉がたくさんあります。
筆者はこれを「三拍子言葉」と呼んでいます。この三拍子言葉がデザインスゴロクを作るときにかなり役に立ちます。筆者は三拍子言葉を見つけるとコレクションしています。
マジックナンバーである「3」については、以下のサイトに詳しく解説されていますので、ぜひ読んでみてください。
それでは、デザインスゴロクの作り方について解説します。
デザインスゴロクの作成で一番気を付けなければならないのは、長方形、丸、長丸のそれぞれでトーン(切り口)をそろえることです。繰り返しになりますが、このときに三拍子言葉が役に立ちます。
一応、これでデザインスゴロクは完成ですが、あらためて全体を「眺めて」みましょう。眺めることの大切さについては、連載第1回を参照してください。
長方形、丸、長丸のキーワードはトーンがそろっているわけですから、それぞれを取り替えることができます。長方形のキーワードを丸に持っていったり、長丸のキーワードを長方形に持っていったり……。切り口を自在に変化させることができます。キーワードを配置し直すことで、キーワードのバランスがチェックできたり、発想を広げたりすることができます。
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