川崎重工業は、最大可搬質量13kgの6軸垂直多関節ロボット「RS013N」の国内販売を開始した。組み立てやハンドリングなどの作業に求められる動作性能と、優れた防塵防水性能を備える。
川崎重工業は2021年4月26日、最大可搬質量13kgの6軸垂直多関節ロボット「RS013N」の国内販売を開始した。
同社の中〜小型ロボット「R」シリーズは、コンパクトなアームと剛性を両立させている。RS013Nはこの特徴を受け継ぎつつ、クラストップレベルの動作速度と広い動作範囲を有する小型汎用ロボットだ。組み立てやハンドリングなどの作業に求められる動作性能と、優れた防塵防水性能を備える。
最高速度、加速度が向上したことで、サイクルタイムを大幅に短縮できる。アーム全体の剛性バランスを見直し、最新の制振制御が可能な構造を採用したため、高速動作時も高い性能を発揮する。
リーチは最大1460mmと広く、旋回軸と前後軸間のオフセットをなくしたため、動作領域が拡大している。
モーターやハーネスはアーム内に配置。コネクター部には防水コネクターを採用しており、全ての部位がIP67相当と防塵防水性能に優れる。また、センサーハーネス、エアー配管などもアームに内蔵しており、旋回干渉が低減。旋回干渉半径が230mmと小さく、狭い空間内でも作業ができる。設置方法は床置き、天吊り、壁掛け(オプション)に対応する。
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