どの立ち位置を選ぶのかが重要です。
この記事は、2021年3月25日発行の「モノづくり総合版メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
製造業でもDX(デジタルトランスフォーメーション)などデジタル技術を活用したビジネスモデル変革に関心が高まる中で、今あらためて注目されているのがGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon.com)を含む、シリコンバレー型エコシステムを展開するメガプラットフォーマーとの関わりです。
この話題はプラットフォーマー戦略などで以前から注目を集めてきましたが、アップルの自動車参入や、中国のIT大手であるバイドゥ(百度、Baidu)のEV(電気自動車)参入など、大手ITベンダーがどんどんリアルの世界に踏み込もうとしていることから、製造業からの危機感が特に高まっています。製造業にとって、GAFA型のプラットフォーマーをどう捉え、どう対抗し、どう共存し、付き合っていくのかは、今後のデジタル化の動きを考えると避けては通れません。
こうした中で「日本の製造業はGAFAの下請けになってしまうのか?」というIndustrial Value Chain Initiative(IVI)理事長の西岡靖之氏による講演を聞く機会を得ました。
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