無料で使えるアルミフレーム筐体設計ソフトがUIを大幅リニューアルメカ設計ニュース

ミスミグループ本社は、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のUIデザインを、“シンプルさ、使いやすさ”をテーマに大幅リニューアルしたことを発表した。ユーザーからの要望を基に全体レイアウトを再設計し、ユーザビリティの向上を追求したという。

» 2021年03月08日 13時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 ミスミグループ本社は2021年3月4日、同社が無料で提供するアルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のUI(ユーザーインタフェース)デザインを、“シンプルさ、使いやすさ”をテーマに大幅リニューアルしたことを発表した。ユーザーからの要望を基に全体レイアウトを再設計し、ユーザビリティの向上を追求したという。

UIデザインを大幅リニューアルしたアルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」 UIデザインを大幅リニューアルしたアルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」 ※出典:ミスミグループ本社 [クリックで拡大]

 MISUMI FRAMESは、アルミフレームを用いた筐体などの制作物をお絵描き感覚で設計できるソフトウェアである。アルミフレームをはじめ、筐体設計に用いられるバリエーション豊富な製品をあらかじめ搭載し、手間の掛かる作業を自動化できる点が特長。これにより、従来のCADソフトを使用した場合と比べて、設計から発注まで最大90%の時間短縮が可能だという。2020年2月の提供開始から約1年が経過し、ユーザー数は2万6000人に達する。

 今回のUIデザインのリニューアルでは、シンプルさと使いやすさの実現とともに、初めて使用するユーザーでも直感的に機能を理解し、操作できることを目的に見直しを図った。

 例えば、ファイルメニューや設計関連メニューを改善し、操作性を向上させることで各機能を迷わずスムーズに呼び出せるようになった。ログイン後のスタート画面もレイアウトを刷新し、最近使用したファイルやお知らせなどの最新情報が探しやすくなった。また、中間ファイル出力のボタンレイアウトを見直し、ワンクリックで呼び出せるようにした。

 その他、チュートリアル、商品履歴メニュー、寸法入力時の計算機能の追加や、2D作図画面の図面印刷機能も新たに搭載された。

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