ミスミグループ本社は、生産設備/装置用部品の3D CADデータライブラリソフト「RAPiD Design」をフルリニューアルした。ミスミブランド部品に加え、SMCやTHKなど25社の部品データをライブラリに収録し、従来比9倍の450万点まで拡大したという。
ミスミグループ本社は2020年9月7日、生産設備/装置用部品の3D CADデータライブラリソフト「RAPiD Design(ラピッドデザイン)」をフルリニューアルしたことを発表した。
RAPiD Designは、3D CAD「SOLIDWORKS」と連携する設計者のための無償アドオンソフトとして知られ、当初、ミスミブランドのみのデータライブラリとして提供。日本、中国、韓国、台湾、北米、欧州で展開しており、グローバルで8万人以上のユーザーがいる。
今回、顧客からの強い要望により、従来のミスミブランド部品に加え、新たにSMCやTHKをはじめとする25社が取り扱う部品の3D CADデータをライブラリに収録。これにより、収録部品点数は、従来比9倍の450万点まで拡大したという。
これまで、ミスミ以外の部品はミスミのECサイトや各メーカーのサイトで3D CADデータを入手する必要があったが、今回のリニューアルにより、ユーザーは一括で部品選定することが可能となった。
また、選定した3D CADデータはRAPiD DesignからSOLIDWORKSへ直接インポートすることが可能なため、データを部品ごとにダウンロードしてファイルを解凍保存するといった非効率な作業が不要となり、作業負荷を大幅に削減できるという。
さらに、新機能として、RAPiD Designで入手した部品はミスミ、他メーカーかかわらずその場で一括見積もりすることが可能。また、よく使われる設計事例集や部品組み合わせテンプレート、部品リスト自動作成など、充実した設計支援ツールも併せて提供するとしている。
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