ミスミグループ本社は、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のアップデートを実施した。締結部品のデフォルト設定機能の拡張と、フレームを締結するための取り付け金具「補強用フレームブラケット」の商品追加に対応した。
ミスミグループ本社は2020年9月25日、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のアップデートを実施した。MISUMI FRAMESを起動するだけで、自動的にアップデートを開始する。
MISUMI FRAMESは、CAD初心者でも容易にアルミフレームを用いた筐体などを設計できる、無料のインストール型ソフトウェア。今回のアップデートでは、フレーム組み立てに必要な締結部品のデフォルト設定機能の拡張と、フレームを締結するための取り付け金具「補強用フレームブラケット」の商品追加に対応した。
フレーム組み立てに使う締結部品はMISUMI FRAMESが自動選定するが、ボルト、ナットの設定はこれまで「先入れナット」のセットで固定されていた。今回、組み立て後に溝から装着できる「後入れナット」のセットを選択したいというニーズに応え、「ボルト・ナットセット」デフォルト設定機能を追加した。これにより、商品変更の手間や発注ミスの削減に貢献する。
また、補強用フレームブラケットの追加により、12型番(商品識別ID番号)を9パターンの長さで計108種類の商品が選択可能になった。補強用フレームブラケットを使用することで、斜めのフレーム配置により強度を高め、重量物を載せる架台などを設計できる。
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