新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大から1年以上が経過し「COVID-19ありきの業務プロセス」構築がさまざまなところで進んでいます。緊急事態宣言や各国で実施されているロックダウンの影響などもあり、人の移動が制限される中、製造現場でもリモート対応への関心が高まっています。
こうした中、新規設計製品の量産立ち上げを、現地に技術者を派遣することなく、完全リモートで行ったOKIデータの話を聞くことができました。OKIデータの話で面白いと感じたのは「今までは技術者を派遣しなければ無理だと思っていたことでも、7割ぐらいはリモートでも問題なくできた」と話していたことでした。
- 技術者が行けない! タイでの新製品量産を遠隔立ち上げしたOKIデータの挑戦
COVID-19により人の移動が制限される中、従来は技術者を派遣していた海外工場での量産立ち上げなどが行えない状況が生まれている。こうした中で、新規設計製品の量産立ち上げを完全リモートで行い成功したのがOKIデータである。カラーLEDプリンタ戦略製品の遠隔立ち上げへの取り組みを紹介する。
- コロナ禍で新規製品開発をどう行ったか、リコー発スタートアップの挑戦
リコー発のスタートアップ企業として全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を2020年10月から展開するベクノス。同社は2020年3月にペン型全天球カメラの商品化を発表してから、量産開発および生産準備を進め、コロナ禍で制約を受ける中でも無事に製品リリースを成し遂げた。コロナ禍におけるモノづくりの苦労としてどのようなものがあったのだろうか。
- コロナ禍で加速する製造現場のリモート化、「現地現物現実」をどう再現するか
COVID-19により特に人の移動が制限されていることから、「リモート化」の推進はあらゆる業務で必須となってきている。こうした中で従来とは大きく異なってきているのが「現地現物主義」が徹底的に進められてきた「製造現場のリモート化」である。
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