日立ソリューションズは、3D形状モデルを検索できる、最新版の「類似図面検索AIソフトウェア」を発売した。独自開発の面深度画像方式により、2D図面と同様に、3D形状モデルデータも検索可能になった。
日立ソリューションズは2021年2月5日、3D形状モデルを検索できる、最新版の「類似図面検索AIソフトウェア」を発売した。2Dと3Dのデータ形式を意識せずに検索可能になったほか、部品認識精度の機能を強化した。
同社は、2D図面を対象にした類似図面検索AIソフトウェアを、2019年より提供している。同ソフトウェアは、画像認識AI(人工知能)技術を活用して、大量の図面の中から類似する順で図面を探すことができる。
最新版では、設計図面の3D形状モデルデータに対応。独自開発の面深度画像方式により、2D図面と同様に、3D形状モデルデータも検索可能になった。また、深層学習を用いた画像認識の1種であるセマンティックセグメンテーションを採用。これにより、複数の部品が重なり合ったり、メモ書きがあっても、部品の形状を高い精度で認識できる。
全機能が利用可能なProfessional版と3D形状の図面検索オプション、機能を限定したStandard版を用意する。いずれもパッケージまたはサブスクリプションタイプから選択できる。Professional版のパッケージ価格は600万円、サブスクリプションタイプの利用料金は月額12万円(いずれも税別)となっている。
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