AOのコンセプトは、AGCが持つ素材の視点と来場者の視点が合わさり、その場で「つなぐ」「発想する」「ためす」を行うというものだ。1〜4階のフロアに、「つなぐ」「発想する」「ためす」のそれぞれに対応するスペースが用意されている。
「つなぐ」場は、エントランスホールでもある1階の「AO Gallery」と、AGCの研究開発成果の展示や来場者との打ち合わせを行うスペースとなる2階の「AO Park」がある。
現在AO Galleryには、乃村工藝社との協創で製作したインスタレーション「Inside of Material」が設置されている。これらのインスタレーションを通じて、素材単体では得られない価値を引き出し、来場者の新たな発見につながることを期待しているという。
2階のAO Parkは展示スペースを中心に、多数の打ち合わせスペースが用意されている。
「発想する」場は、4階の「AO Studio」になる。AGCの先端素材を多数並べており、技術や機能に直接触れることでアイデアを発想するスペースになっている。今回は報道陣による写真撮影ができなかったものの、光、熱、電波、強化、表面処理といった素材機能のテーマ別に分けた展示の他、同スペース奥側のパーテーションの裏側には、先述した最先端の研究開発成果が展示されていた。
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