駅ナカコンビニで有機ELディスプレイを用いたデジタルサイネージ活用実験を開始組み込み採用事例

JOLEDは、JR東日本リテールネットと共同で、有機ELディスプレイを用いたデジタルサイネージ活用実験を開始した。JR東日本エリアの駅ナカ店舗に有機ELディスプレイを設置し、その特長を生かして省スペースで見やすい広告、販促表示に利用する。

» 2020年11月17日 10時00分 公開
[MONOist]

 JOLEDは2020年11月5日、JR東日本リテールネットと共同で、有機ELディスプレイを用いたデジタルサイネージ活用実験を開始したと発表した。実験期間は同年11月1日〜2021年1月31日の予定で、JR市ケ谷駅、千駄ケ谷駅、西荻窪駅の駅ナカコンビニエンスストア「NewDays」3店舗で実施する。

キャプション 有機ELデジタルサイネージ活用実験のイメージ(クリックで拡大) 出典:JOLED

 店舗内デジタルサイネージは、従来のポスターやPOPに代わるツールとして利用が拡大しており、現在は液晶ディスプレイを用いるものが多い。有機ELディスプレイは画質や色再現性に優れ、高速応答性、広視野角、軽量薄型、柔軟であるといった特徴を持つため、次世代ディスプレイとして期待されている。

 実験では、JOLEDの高画質の中型有機ELデジタルサイネージを店舗入口、陳列棚上部、レジ後方などに設置し、広告動画や販促情報などを表示する。有機ELディスプレイの特徴を生かすことで、設置スペースの制約が減り、見る角度を問わない鮮やかな表示が可能になるため、訴求効果が期待できる。

 JOLEDは、今回の実験で有機ELディスプレイを用いた店舗内デジタルサイネージの有用性を実証し、さまざまなサイネージに有機ELディスプレイを活用したいとしている。

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