印刷方式有機ELディスプレイを超薄型ガラスサイネージに採用組み込み採用事例

JOLEDは、同社の有機ELディスプレイが、AGCの超薄型ガラスサイネージ「infoverre Paper like Screen」シリーズに採用されたと発表した。電車やバスの中吊り広告、電車の戸袋など、従来のディスプレイでは設置が難しい場所での利用を見込む。

» 2020年01月24日 08時00分 公開
[MONOist]

 JOLEDは2020年1月7日、同社の有機ELディスプレイ(OLED)が、AGCの超薄型ガラスサイネージ「infoverre Paper like Screen(インフォベールペーパーライクスクリーン)」シリーズに採用されたと発表した。

キャプション 超薄型ガラスサイネージ「infoverre Paper like Screen」シリーズ(クリックで拡大) 出典:JOLED

 infoverre Paper like Screenシリーズは、厚み9mm以下の超薄型両面ディスプレイ。JOLEDの有機EL技術と、AGCのガラスとディスプレイ貼り合わせ技術を組み合わせることで、OLEDの長所を超薄型ガラスサイネージに生かしている。

 自発光型のOLEDは、広視野角、高コントラストで色再現性や応答性が高い。さらに、軽量薄型、柔軟性といった特徴を持つため、次世代ディスプレイとして期待されている。JOLEDは、OLEDの製造方法のなかでもシンプルな印刷方式を採用した量産ラインを稼働しており、さまざまな画面サイズに対応できる。

 電車やバスの中吊り広告、電車の戸袋など、従来のディスプレイでは設置が難しい場所での利用を見込む。製造販売は2020年11月からの予定だ。

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