AI画像解析サービスにコロナ対策機能などを追加した新ラインアップを発表人工知能ニュース

オプティムは、AI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」の新ラインアップと、サービスの名称変更、AI統合運用環境サービスの追加について発表した。従来の低価格プランに「withコロナソリューション」機能を加え、メインサービスとして提供する。

» 2020年11月12日 08時00分 公開
[MONOist]

 オプティムは2020年10月26日、AI(人工知能)画像解析サービス「OPTiM AI Camera」の新ラインアップとサービスの名称変更、AI統合運用環境サービスの追加について発表した。

 近年、クラウドで解析できることが増えてきたため、これまでAI画像解析のエントリー版として提供していた低価格プランの「OPTiM AI Camera Lite」を、同社のメインサービスとして提供する。これに伴い、OPTiM AI Camera Liteは「OPTiM AI Camera」へと名称を変更。料金は、混雑状況を可視化する基本プランが1カメラあたり月額2980円からとなっている(税別)。

 従来の「OPTiM AI Camera」は「OPTiM AI Camera Enterprise」に名称を変更し、リアルタイム解析を求める顧客向けに、従来と同じシステム構成や価格体系で提供する。

キャプション サービス名称変更内容 出典:オプティム

 また、同社が提供してきた画像解析AIモデルの解析、作成、配信サービスをOPTiM AI Cameraのラインアップに追加する。これにより、AI画像解析の準備から解析対象の追加、精度の向上までをトータルでサポートする。

キャプション 追加される画像解析AIモデルの解析、作成、配信サービス 出典:オプティム

 さらに、OPTiM AI Cameraには、店舗や施設などにおいて三密回避と集客を両立する「withコロナソリューション」機能が追加された。「混雑アラート機能」と、各機能表示をWebサイトに埋め込んでデジタルサイネージなどで表示できる「表示埋め込み機能」が新たに加わっている。

 同社は、ネットワークカメラベンダー各社との連携強化も併せて発表した。キヤノンやパナソニック、ソニーなどのカメラと「OPTiM AI Camera」との接続確認は実施済みで、今後も確認作業を継続する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.