また、IoT/OTデバイスにおけるセキュリティ面での難しさについては「デバイスの数や種類が多い」が35.2%、「ITネットワークとつながっている」が30.0%、「デバイスに対策を導入できない」が19.3%、「バッチ管理が難しい」が18.9%、「デバイスを止めることができない」が17.0%となった。
これらに加えてパロアルトネットワークスで課題視するのが「可視化ができていない」という点だ。IoT/OTデバイスの「可視化ができている」とした回答者は27.0%だった。「一部のみ可視化できている」が54.8%、「できていない」が8.1%で7割以上ができていない状況である。「ネットワーク接続が増加する中で、IoTデバイスやOTデバイスの可視化にまず取り組むべきだ」と染谷氏は語っている。
こうした中でパロアルトネットワークスでは「IoTセキュリティライフサイクル」の考え方を訴える。これは「IoT資産の把握」「IoTリスクの評価」「リスク削減ポリシーの適用」「既知の脅威の阻止」「未知の脅威の検知と対応」の5つのサイクルを回していくという考え方だ。「パロアルトネットワークスではこれらのライフサイクルに合わせたセキュリティ支援を進めている。機械学習によるIT/OTデバイスの識別・分類や、継続的なリスク分析、次世代ファイアウォールなどのポリシー適用などそれぞれのフェーズでのソリューションを用意している」と染谷氏は述べている。
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