ヤマザキマザックは、立形マシニングセンタと5軸加工機用の自動化システム「MA」シリーズを発売した。ロボットティーチング作業は不要で、専用ソフトウェアで簡単にシステムを立ち上げられる。
ヤマザキマザックは2020年10月1日、自社の立形マシニングセンタと5軸加工機用の自動化システム「MA(MILL ASSIST)」シリーズを発売した。
MAシリーズは、アームロボットと多段積みが可能なストッカ、専用ソフトウェアで構成される。同社の立形マシニングセンタ「VCN」「VTC」シリーズと、5軸加工機「VARIAXIS C」シリーズに対応し、素材の搬入から完成品の搬出までを自動化する。
自動化システムは、専用ソフトウェアに必要な情報を入力するだけで立ち上げが可能。煩雑なロボットティーチング作業が不要で、生産開始までのリードタイムを短縮できる。
また、ワンユニット化されているため、市販のハンドリフトで容易に移動できる。移動後は同シリーズと工作機械本体の位置を調整するだけで据え付けが可能で、機械の新設時だけでなく、工場のレイアウト変更にも柔軟に対応する。
同社は自動化システムとして、旋盤、複合加工機用自動化システム「TA(TURN ASSIST)」シリーズや、省スペース多段パレットストッカシステム「MPP」シリーズを提供している。今回、MAシリーズをラインアップに追加することで、単体機の自動化ニーズに応える。
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