米3Dプリンタメーカーとパートナー契約を締結:3Dプリンタニュース
データ・デザインは、Formlabsとパートナー契約を締結し、「テーラーメード・デジタル生産プロセス構築サービス」の提案を開始した。3Dプリンティングを活用したアジャイル型プロダクションラインの構築を支援する。
データ・デザインは2020年8月、3DプリンタメーカーのFormlabsとパートナー契約を締結し、「テーラーメード・デジタル生産プロセス構築サービス」の提案を開始した。
同サービスは、3Dプリンティングを1つの生産手段として捉えたサービスだ。3Dプリンタとソフトウェアを統合し、量産性を重視したアジャイル型のプロダクションラインの構築を支援する。
今回のパートナー契約により、3Dプリンティングソリューションのラインアップに工業系モデル「Form3」と医療系モデル「Form 3B」を加え、洗浄装置「Form Wash」、二次硬化装置「Form Cure」も併せて発売した。価格はForm 3が57万5000円、Form 3Bが63万3000円、Form Washが6万6000円、Form Cureが9万2000円(各税別)だ。
工業系モデル「Form 3」 出典:データ・デザイン
左から医療系モデル「Form 3B」、洗浄装置「Form Wash」、二次硬化装置「Form Cure」 出典:データ・デザイン
Form 3およびForm 3Bは、LFS (Low Force Stereolithography)技術により、従来のSLA方式、吊り下げ方式で課題となっていたレーザースポットの不均一照射と造形剥離時間短縮を可能にした。レーザーユニットの保守性も向上している。
これまでの工業用途に加え、歯科用技工物に関わる作業、診断用模型、鋳造用レジン、サージカルガイドなどの製作、および医療用プロテーゼ、エピテーゼ製作など、多岐にわたるアプリケーションを提案する。
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