スマートスケープは、3D CADデータから、重複部品のデータ整理と削減可能なコストを自動で算出する「重複部品アセスメントサービス」を発売した。類似形状検索によりデータベースを整理するほか、コスト削減金額の算出もできる。
スマートスケープは2020年7月2日、3D CADデータから、重複部品のデータ整理と削減可能なコストを自動で算出する「重複部品アセスメントサービス」を発売した。価格(税別)は、初回が50万円で、2回目以降は100万円。サーバライセンスを提供し、接続端末数に制限はない。
3D CADデータの各モデルの形状を基に、ML(機械学習)が自動でグループ分けをする類似形状検索システム「SS4M」のグループオプションを活用。重複部品を見つけ出し、データベースを整理することで、部品の管理コストを削減できる。再設計の時間や新規部品導入費の削減など、具体的なコスト削減金額の算出もできる。
SS4Mは、データベース内のモデル群から似た形状のモデルを検索することで、設計、製造、購買、見積もりなどの業務を効率化するツール。しかし、重複部品や類似部品を正確に把握している企業は少なく、SS4M導入のコストメリットは明確ではなかった。重複部品アセスメントサービスを利用することで、流用設計、部品の再利用がカk脳になるため、コスト削減効果が明確になる。さらに、長年そのままだった複数の同形部品を一括整理するため、手間をかけずにデータベースを整理できる。
現在は設計段階でのコストメリットを明確化しているが、今後は設計以外にも展開する予定だ。
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