CFRPの3Dプリント技術が示す「加工技術×デジタル」の可能性FAメルマガ 編集後記

工作機械とデジタル技術は相性が良い?

» 2020年07月10日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2020年7月9日発行の「FAメールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

CFRPの3Dプリント技術が示す「加工技術×デジタル」の可能性

 デジタル技術はもしかすると、製造技術を新たなステージに導きつつあるのではないかとよく感じています。

 これを最近強く感じたのが、シリコンバレーのベンチャー企業Arevoの取材でした。Arevoは「Make The World Lighter(世界中のモノを軽くする)」をコンセプトとし、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)によるモノづくりのハードルを下げることを目指す企業です。具体的には、CFRPの3Dプリント技術と、設計から製造までを一貫して支えるエンジニアリングソフトウェア技術の開発により、CFRPの設計から製造までのリードタイムを従来の500分の1、コストを20分の1に低減できるとしています。

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