消毒のしやすさにこだわった医療機関向け電子体温計を発売医療機器ニュース

テルモは、消毒のしやすさにこだわり、感染管理に配慮した脇下測定電子体温計「テルモ電子体温計C207」「テルモ電子体温計C217」を開発し、医療機関向けに販売を開始した。

» 2020年05月19日 15時00分 公開
[MONOist]

 テルモは2020年5月12日、消毒のしやすさにこだわり、感染管理に配慮した脇下測定電子体温計「テルモ電子体温計C207」「テルモ電子体温計C217」を開発し、医療機関向けに販売を開始した。希望小売価格は2850円(税別)だ。

 開発した体温計の収納ケース「ふきとるんケース」は開口式のため、拭き取りが容易で汚れも視認しやすい。ケースに加えて体温計本体も清拭、浸水消毒が可能だ。また、使用できる消毒液は、消毒用アルコール、クロルヘキシジンゴルコン酸塩、ベンザルコニウム塩化物、次亜塩素酸ナトリウム、グルタラールと拡充した。

キャプション 「ふきとるんケース」収納イメージ 出典:テルモ
キャプション 「ふきとるんケース」を清拭する様子 出典:テルモ

 C217は、通信機能付き測定機器シリーズ「HRジョイント」対応タイプで、重量約14gと、これまでのHRジョイント対応タイプ「テルモ電子体温計C215」と比べて約半分の重さに軽量化した。検温時間はおおよそ約25〜40秒だ。

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