ソニーとANAが遠隔操作ロボットで協業、人が物理的に作業できない場所で活用:ロボット開発ニュース
ソニーグループのソニーAIとANAグループのavatarin(アバターイン)は2020年5月11日、次世代の遠隔操作ロボットの開発に向けて協業したことを発表した。
ソニーグループのソニーAIとANAグループのavatarin(アバターイン)は2020年5月11日、次世代の遠隔操作ロボットの開発に向けて協業したことを発表した。
ソニーAIは2020年4月1日に設立され、「人々の想像力とクリエイティビティをAIによって解放する」というミッションを掲げ、ソニーグループの事業領域の変革と、新規事業分野の創出を目指している。一方のavatarinは「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションで、2020年4月1日にANAホールディングス初のスタートアップとして設立された企業である。遠隔操作ロボット(アバター)を用いて、次世代モビリティや人間拡張テクノロジーを開発している。
これらの2社で取り組む次世代の遠隔操作ロボットは、遠隔地からあたかも人がそこにいるような形で操作を行えるロボットである。自律型ロボットがまだ安全性やコスト面から導入に障壁がある場面や、人が物理的な作業を行うことが困難な場面などでの活躍が期待されている。テレプレゼンス技術と共に、オフィスや店舗、家庭など、日常社会のさまざまな場面での利用が想定される。
協業では、ソニーAIのAI技術とロボティクス技術、ソニーグループが持つセンシング、アクチュエータデバイス技術やノウハウと、avatarinの持つ遠隔操作ロボットに関する技術、プラットフォーム、多数の検証結果とノウハウを組みわせることで、誰にでも使いやすい次世代の遠隔操作ロボットの技術開発を進める。また、これらの社会実装に関する検討も協力して進めていくとしている。
遠隔操作ロボットの活用イメージ(クリックで拡大)出典:ソニーAI
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