警備員不足に対応、5つの機能で人々を守る自律移動型警備ロボットを開発ロボット開発ニュース

セントラル警備保障は、自律移動型警備ロボットを開発した。正確な自律移動性能と異常スクリーニング機能を備え、人材不足への対応と警備品質の向上に貢献する。

» 2019年12月26日 08時30分 公開
[MONOist]

 セントラル警備保障は2019年12月3日、自律移動型警備ロボットを開発したと発表した。正確な自律移動性能と異常スクリーニング機能を備え、人材不足への対応と警備品質の向上に貢献する。

photo 自律移動型警備ロボット 出典:セントラル警備保障

 自律移動型警備ロボットは、警備の本質でもある「被害の未然防止」と「被害の拡大防止」を具現化するために、5つの機能を備えている。

 1つ目は、ホワイトリスト検知やブラックリスト検知を搭載した「顔認証機能」。2つ目は、白杖や刃物などを検知する「物体認識」。3つ目は「高温物体検知」、4つ目は「全方向カメラによる画像録画機能」。5つ目は、サイレンやフラッシュライトによる「遠隔威嚇機能」だ。

photo アラート検知(クリックで拡大) 出典:セントラル警備保障
photo 異常内容、位置情報などをスマートフォンへ通知(クリックで拡大) 出典:セントラル警備保障
photo 音声やフラッシュによる威嚇操作(クリックで拡大) 出典:セントラル警備保障

 駅や空港などの公共的空間をはじめ、オフィスビル、商業施設など、巡回や立哨業務が必要な施設での利用を想定している。

 近年、画像解析技術をはじめとする技術の発展により、警備員の補完としてロボットへの期待が増している。同社は、今後も技術開発を進め、ユーザーのニーズに沿った警備ロボット開発を続けるとしている。

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