オプティムは、モバイル端末のカメラとAIを使って顧客分析ができる画像解析サービス「OPTiM AI Camera Mobile」の提供を開始した。専用アプリケーションをインストールしたモバイル端末を店舗の棚などに設置するだけで、来店客の分析ができる。
オプティムは2020年1月30日、モバイル端末とAI(人工知能)を用いて容易に顧客分析ができる画像解析サービス「OPTiM AI Camera Mobile」の提供を開始した。月額1950円で利用できる。
OPTiM AI Camera Mobileは、モバイル端末のカメラを利用して設置場所の映像を解析するサービスで、画像解析ソリューション「OPTiM AI Camera」の廉価版となっている。
利用方法は、モバイル端末に専用アプリケーションをインストールした後、飲食店や小売店の出入口、陳列棚などに設置するだけ。大掛かりな工事などは必要ない。撮影した画像から、来店者の人数や年代、性別を分析可能で、解析データはWebブラウザから閲覧できる。用途や予算に合わせて、必要な機能だけを購入することも可能だ。
現在は、Android 7.0以上のタブレット端末のみで動作するが、近日、スマートフォンへの対応も予定されている。ディスプレイ解像度は1280×800(WXGA)を推奨。アプリケーションはGoogle Play Storeからダウンロードできる。
同社では今後、年度内に英語対応サービスを開始し、海外にも同サービスを展開する。また、同年4月頃には、複数端末の同時利用ができるEnterprise版の販売を予定している。
小売店舗が主導するリテールAI、業界横断の取り組みで閉塞状況の打破へ
月額1980円でスマホがAIカメラに、オプティムがサービスを拡充
川崎重工とオプティムが業務提携、精密機械におけるAI活用などが狙い
10業種に対応する画像解析AIサービス、300種以上の学習済みモデルをプリセット
枝豆の売価が3倍になるピンポイント農薬散布技術、オプティムが農家に無償提供
病棟におけるAIを用いた手指衛生モニタリング手法の評価研究を開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク