ウインドリバーが、商用リアルタイムOS「VxWorks」がRISC-Vをサポートしたと発表。サポートに先行して、VxWorksにC++17、Boost、Python、Rustのサポートを含む複数の機能が追加された。また、同社はRISC-V Foundationへの加盟も併せて発表した。
ウインドリバー(Wind River Systems)は2019年12月10日(現地時間)、同社の商用リアルタイムOS「VxWorks」がRISC-Vをサポートしたと発表した。
RISC-VはオープンハードウェアISA(命令セットアーキテクチャ)であり、非営利団体RISC-V Foundationが管理している。ウインドリバーは、RISC-Vのサポートと併せて、RISC-V Foundationに加盟したことも発表した。
RISC-V FoundationのCEOであるカリスタ・レドモンド氏は、VxWorksがRISC-Vをサポートしたことにより、RISC-Vに関心を持つ組み込み開発者が大幅に増えるだろうと予測している。
なお、RISC-Vのサポートに先行して、VxWorksにはC++17、Boost、Python、Rustのサポートを含む複数の機能が追加されている。
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